とある介護事業所に行って、利用者さんとスタッフとの会話からふと気付かされた雨の日の今日。
利用者さんのふと何気に言われた「ここはね、運動とマッサージをしてくれるからよくてね。マッサージが気持ちよくて。ありがたいと思ってるんだよ」という言葉を、スタッフの人にお伝えすると、
「いやいや、まだまだだって思ってるんで。申し訳ない気持ちなんですよ~」の一点張り。
私が、「でもすごく雰囲気がよくて、他の方からも、ここが楽しみでしかたないって言われる方もいるし、何よりも皆さん笑顔じゃないですか」とさらにお伝えしても、反応は同じだった。自分たちの評価が低くてということを繰り返される。
私がスタッフの方に共感できていなかったかもしれないけれど、どうして人は素直に褒められたり、喜ばれたりすることを、しっかり受け止めないのだろうと感じてしまった。
せっかく、愛してくれているのに!なんてもったいない!!!!!!
自分に向けられた愛や優しさを、人は受け入れられずに、「申し訳ない」「何かお返しをしなくては」と言ったことをよく言うのを目にする。
私自身も、
「いやいや、まだまだなんで。私なんて、全然なんで。色々これから学びを深めないと」と、ついつい思っていたし、てれてうまく受取れていないと思うことがしばしばあった。
フェミニンプレゼンスで学んだことの一つに、賞賛を受取るということがあり、そのことを意識するようになった。自分に向けられる賞賛の言葉や、まなざしを、ただだまって受け入れる。簡単なようで、はじめのころは難しかった。
奉仕の性質から、誰かに何かをすることは好きだけれど、山や植物や、誰かが私に愛を贈ってくれているのに、素直に受け入れられていなかったんだな~と気付いて、少しずつ少しずつ受け入れることができてきたんじゃないかと思う。
ふと今日気付いたのだけれど、やっぱり自分自身が、自分のことを認めていないと、この賞賛を受取るのは難しいということ。
自分を許していない人が、人に本当にゆるすことができるのか・・・・そんなことを想った。
世界がどん底のように見えたとしても、ふと気付けば大いなる宇宙が、誰かが愛していることにふと気付く時、それを素直に受け入れられる自分でいたいなと思う。
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