ルルドからの次の行き先は、レンヌ・ル・シャトーという謎の多い場所。
映画「ダヴィンチコード」の核となる隠された秘密の基となったのが、レンヌ・ル・シャトーにあるというのを、フランス旅行に行くのに調べていたら出てきたので、ミステリー、UFO大好きの夫に話すと、早速「行きたい!!!」とのってきたので、行くことにした。
しかし、ルルドからのここへの道は、日本版のガイドブックには書かれておらず、何とかフランスの鉄道乗り換えのサイトを検索して、道のりを決めた。
私任せにしていた夫は、この時刻表をみて驚いていた。
「これって電車からバス乗り場まで、5分しかなくて、この5分の間に行けるのか?!
生きて日本に帰れるか、わからないぜ」
と言われて、そりゃあ確かにそうだと気付いた。
が、この時間通りに行かなければ、何時間もバスを待たなくてはならない。
ここは運に任せて、ルルドからカルカッソンヌの電車に飛び乗った。
フランスは、バゲッドがやはり美味しい!しかもでかい!
AM 9:44 LOURDES 駅発
11:33 TOULOUSE MATABIAU 駅着
11:49 TOULOUSE MATABIAU 駅発
12:31 CARCASSONNE 駅着
そして、駅に着いてから問題のバス停までは、どこにバス停があるのか分からない。
しかも、南フランスは大いにみんなが英語が通じなかったりするので、とりあえずダッシュで
駅を出て「クイーザクイーザ バスバス!」とバス停らしいところで、言ってみると、
「あっちだあっちだ!」と指を指す方へ走っていった。
すると、それらしきバスがあり運転手に確認すると、うんうんと頷いてくれる。
ギリギリ間に合ってほっとした私達はバスに揺られて目的地まで行く。
12:36 CARCASSONNE 駅からバス
13:34 COUIZA MONTAZELS バス停
この日の宿は、憧れのシャトーホテル。
フランスでは、お城をホテルにしているところがあるのだけれど、パリ周辺だとうんと高いのが、さすが南の郊外ということもあり、まずまずの料金で泊まることができた。
Ducs de Joyeuse http://www.chateau-des-ducs.com/fr/hotel-restaurant-carcassonne
並木道を歩いたその先には、お城があった。
中庭が素敵で、結婚式のパーティーの準備をしている人がいたりして、私達はそこでちょっと涼んで、いよいよル・レンヌシャトーへと向かうことにした。
このホテルからは、ホテルのお姉さんに聞くと、5キロくらいだという。
タクシーもあまり通らないので、散歩がてら、山道と知らず、私達は歩きだした。
道並みは、のどかで歩いている人は一人もいなかった。
途中、UFOが出るので有名だというヒュガラッシュ山を眺める。
ようやく辿りついたル・レンヌ・シャトーは、小さな集落で、わずか20人ほどが住んでいるという。
ソニエール神父が、この地に莫大なお金を使ってレンヌ・ル・シャトー教会を修復する。
その修復する際に、入口には「ここは恐ろしい場所」という奇妙な文字を飾り、教会の出入りする
聖水盤には、なぜか悪魔をとりつけた。
ぶきみな感じのものが取り付けられている
普通の教会は天使みたいなものが取り付けられているのに、悪魔?!
この様々な謎の多いシンボルを残したソニエール神父は、街の改修や、骨董品の収集、様々な大工事を行ったが、どこから工事資金を調達したのか、謎のままだという。
彼が亡くなる前に、家政婦が多くの紙幣を燃やしていたとか、亡くなる前に棺を頼んでいたとか、
謎が多いという・・・・・・
しかし、なぜかこのミュージアムには、日本語のパンフレットがあったのが、一番の謎だった。
こんな所まで来る日本人は多いのか?!という・・・・・。
マリア様と骸骨?!
その恐ろしいとか、不思議な場所に行くとどうなるのかというのを感じてみたかったけれど、ただ暗いな・・・という感じだった。
そこの秘密が結局何なのかはよく分からないけれど(興味のある方は、ぜひ色々調べてみてくだされ)、二人で歴史ある不思議な場所に行けたのが、私の満足だった。
往復3時間くらいかけての道のりを経て、ホテルに着いた私達はディナーを楽しんだ。
ホテルのソムリエは、なかなかいいワインをセレクトしてくれて、フランス旅行で一番美味しいワインにありつくことができた。
そうして、ディナーも美味しかったけれど、デザートがこれまた格別に美味しかった!
そして、いつしか夢の中へ・・・・。
産まれてはじめてのお城で眠りにつく。
謎の多い場所から、黒マリアに会いに行くへつづく・・・・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿