2015年8月11日火曜日

本当の共感を求める探求 ~  ①するべきと思っていることほど、赤信号

目黒の学芸大学でチネイザン(気内臓療法)をしているホリスティックナースの日々のあれやこれや



NVC(非暴力コミュニケーション)と出会ってから、もうかれこれ3年経っていた。
ナースの仕事をしていくうえで、傾聴や共感について、コミュニケーション能力を深めたくて、様々な研修や先生のお話を聴きにいった。

「話を聴くと、気持ちが整理されて、すっきりする」ということは、よくあることだけれど、その先にある何かを理解したいところがあった。

そんな私には、NVCがコミュニケーションや、人との関係性をよりよくする為の在り方として、可能性を感じた。

NVCで大切にしていることは

☆ある体験を得て自分が感じている感情

☆そしてその感情の根底にあるニーズ

☆これらを客観的に観察すること

☆両者のニーズをそれぞれに満たすようなリクエストをすること  と理解している。


6月からはじまったNVCの基礎コースに運よく参加することができ、毎回の学びを楽しみにしている。1回の2時間半が、素晴らしい先生のおかげで、毎回あっという間で、脳天かち割られるくらいの衝撃がある。

本日は10回コースのうちの8回目。お題はリクエストということであったが、
はじめの演習で、見事私は相手を攻め立てるような、要求をしていることに気付かされた。

残念ながら、私はいつも相手を攻め立てるような話し方をする家庭の中で育ったため、穏やかに会話するという経験がとにかくない。

パートナーに対して不満が募るとすることはといえば、自分の感情が湧きたつままに、それを相手にぶつけていた。それらにおびえ、フリーズするパートナー。

母親が父親にしていたように、同じパターンを繰り返す。そして、言い訳のようにこのやり方しか知らないからと、自分のコミュニケーションの姿勢を、いまだ両親のせいにしているのにも気付かされる。

power with の両者どちらのニーズも大切にするリクエストの仕方は、
客観的におこった事象に対して、自分にどんな感情が起き、ニーズがあるかを、相手の受取りやすい言葉で伝えるということ。

当事者のつながりありきが前提のリクエストは、
「今の話を聞いて何が聞こえましたか?聞こえたことを言ってみてくれませんか?」
と、共感と共にあること。

私のよく出てくる想い・・・・・

「こうすべきなのに!!!!」

この「~べきだ!」という想いは、人のせいにして、自分の責任を放棄していること、また無力感からきていることがあるという。

自分に責める材料として使っていることもある。

満たされていないニーズとつながること、相手がそれを言っていたら、
「○○してほしいと強く望んでいるんですね」と言い換えること。

自分の軸に戻すことが大切だということを学んだ。

最近自分がある人に対して
「人を大切にすべきなのに、○○さんはそうでない!」とラベルを貼っていた。

みーちゃん先生にズバリ
「誰もが人を傷つけるためにある出来ごとをするわけではない。不本意にそうなってしまった中での相手のニーズは何だろう。自分が感じていることを相手に伝えないとだよね」と言われて、頭が真っ白になった。

私は相手を責めていた。無意識の中でラベルを張り続けている私は、何かあるごとに感情を閉ざしていた。分かってもらえない相手だから、もうこれ以上何も言うことはない・・・・。
そういったことをしている私に、私は暴力的だったのだ。

何をおいても、自分の痛みやニーズとちゃんと繋がることが、何よりも大切なんだなとまた改めて思った。
自分と繋がった時に、ようやく相手の世界がみえるようになる。


NVCの核であるニーズとは、

「掘り下げてある宝物、いのちをいかす精いっぱいなもの。かけがえのない生命のエネルギー」と安納先生は最後にくくった。


☆☆☆
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