目黒の学芸大学駅周辺でチネイザン(気内臓療法)をしているホリスティックナースのあれやこれや
capacitar創設者 パトリシア・ケイン先生
緩和ケアに従事していて、大切にしていたものの一つに、残された家族へのグリーフケアがある。愛する者をもしくは、憎しみを抱いていた家族やパートナーを失った時、人は、悲嘆のプロセスをたどる。その人それぞれの歩みで。
病院でできたことはと言えば、1年に一度の遺族会や、月に一度カウンセラーの先生がしている家族会でのフォロー。その会に来ない、来れない人はどうやって過ごしているのかとふと気にすることが多々あった。
私にとっては、素晴らしい看取りだったと思う人に対しても、家族は様々な感情を抱いている。後悔だったり、嘆きだったり。
何年経っても忘れられない言葉の中に、
「私の想いは誰に言ったらいいの?前は病院に来れたのに。でも今はそうではないでしょう?」と。
そう。亡くなった人の想いでを語らう場所は、なかなか見当たらないものだ。
そして、訪問看護を行っていて感じたのは、残されゆく家族は、大きな二つのグリーフを体験するのだということ。
毎日のように来てくれる私達訪問看護師、医師、ヘルパーさんや、その他在宅をとりまくサポートする人達が、家族が亡くなることで、パタリと来なくなる。
そして、一生懸命介護していた家族が亡くなる。自分の役割も失う。
多くの喪失がやってくるのだと感じた。
それを支えていくためには、在宅でのグリーフケアの充実は欠かせないと思っている。
そんなグリーフケアにかじりついていたところ、グリーフケアの教育や普及活動に尽力をつくす
リヴオン
http://www.live-on.me/のてるみんが、キャパシターというツールを紹介していた。
これは、と思い参加してみると、簡単な気功や、太極拳のような動き、呼吸法や、EFT(感情開放タッピング)を取り入れた一連のエクササイズだった。
創設者のパトリシア先生が、27年前からトラウマや身体の痛みを解放する方法として、世界各国に紹介しているこのツールは、とてもシンプルで効果のあるものだ。
http://capacitarjapan.weebly.com/1246112515124971247112479125401239212399.html
セルフケアの一つとしてやり続けていた気功や、ヨガ、呼吸法などを取り入れていくことはできないのかと思っていたところ、もうすでにやっている人がいたということに驚いた!
しかも、私が一番孤独で苦しんでいるときに、助けになったEFTも取り入れていたことには、さすがと想った。
EFTとは、顔のポイントをトントンと優しくタッピングしていて、凝り固まった感情を流していくものなのだけれど、泣きながら、トントンと顔を叩いていたことを思い出す。
参加していた方は、かなりヘビーなトラウマや、感情を抱えていたのだけれど、終了後には頬を赤らめ、気持ちが軽くなったと笑顔で帰られていくのが印象的だった。
やっぱり、トラウマや、感情のしこりやもつれは、身体を通して流していくしかないのだろうと再確認した。
シンプルで、誰もが続けられるものというのが何よりだと思う。
今始めれば、あっという間に10年なんて経ってしまう。
これから、よりよく人生を生きていくうえで、失ったものに執着せずに、今この時に感謝しながら生きていくうえで、身体とこころに癒しをもたらすツールは絶対的に必要だと思う。
キャパシターもこれから、続けていきたいなと思う。
そして、無極功をなぜ自分が習ったかの一つの理由を思い出した。それは、寝ている人や病気の人でも気功ができると言われたこと。目を閉じてイメージしながら行うことでも、よいんだ?!と想ったのが、はじめたきっかけだ。
どんな人でも続けられるシンプルなものが、一番いいと思う。
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無極功の連功会は11月29日(日)です。
http://www.reservestock.jp/events/92174
お時間のある方は、ぜひご参加ください!