朝起きてお城のホテルの裏庭で気功をする。
フランスに来て思ったのは、日本だとラジオ体操したり、中国だと気功だったりだけど、フランスのポピュラーな健康法ってなんなのかしら・・・・?!どうやって健康を保つのだろうということ。
日本では、健康オタクのように様々なあれやこれやがあるなと改めて思ったりもする。
この日は、美味しい朝ご飯を食べて、海の見える自然豊かな サント・マリー・ド・ラ・メールという海の聖マリアたちという意味を持つ街へと向かう。
朝ごはんは珈琲とクロワッサンがほとんど
カルカッソンヌまでは、同じようにしてバスと各停列車を乗り継いで、そこからゴッホが描いた街並みというので有名なアルルの街へと向かう。
10時50分 couiza montazels バス停 発
11時12分 Limoux駅 着
11時18分 Limoux駅 発 (各駅停車)
11時50分 carcassonne 駅着
12時 33分 carcassonne 駅発(特急)
15時02分 Arles 駅着
アルル駅からは、バスが出ていると聞いたけれど、どこのバス停で何時に出るのか分からず、
しかも私達のお目当ての教会は17時までというから、間に合うのかどうか焦りながら走り回る。
警察官に聞いてみたり、キヨスクみたいなお店のお兄さんや、全く英語の通じないおばさんに声をかけてようやく16時に出発するのを確認した。
最後に聞いたおばさんは、私達がバスに乗るのを見守り、
「bon voyage!!」とにこやかな笑顔と共に手を振っていた。
見知らぬ人に「よい旅を~!」と言われるのは、いい慣習だなと思いつつ、自然豊かなカマルグ湿原の景色をバスに乗りながら楽しんだ。
お馬さんがたくさん!
カマルグの白馬は海の泡から生まれたと伝えられている。
そんな風景を楽しんだ後、16時50分にようやく目的地のバス停についた。
ガイドブックを片手に、町の中心にあるL'EGLISE教会へと走りついた。
切符売りのおじさんは、
「時間がオーバーしちゃうけど、仕方ないな~20分くらいでね~」
と言ってくれて、案内の通りに教会の階段を昇ると、美しい風景が。
おっこちないように、必死だけど、ポーズを決めるの巻き
黒マリア様に会うために教会に行ったのに、なぜか屋上?!なので、下へ降りて聞いてみると、
どうやらここには黒マリア様がいないと言われる。(ガイドブック上にはいたはず)
フランス語で、あっちの方と言われるけれど、本当にさっぱりよく分からない。
でも、とりあえず指をさしてくれた方向へ歩いていくと、なぜか紳士なもの静かなおじさんが話しかけてきてくれた。
「黒マリアなら、私が案内しよう・・・・」
そう言って、静かに歩きだした。
彼の後についていくと、ホテルの後ろに新しくできたような教会の入り口があり、(これは現地に行かないと、絶対わからないと思う・・・・)そこの扉をあけると、お目当ての聖サラという黒マリア様がそこにいた。
ジプシーたちの守護神となっている聖サラ(黒マリア)
遠い昔、イエスの死後、ユダヤ人によって3人のマリアが海に追われ、流れ着いたのがこのサント・マリー・ド・ラ・メールだっという。3人のマリアは、聖母の妹のマリア・ヤコブ、ヨハネの母マリア、そしてマグダラのマリア。そして従者のエジプト人であったサラも一緒だった。
この街は巡礼の地といわれ、巡礼者の祭りがおこなわれのだという。
なぜ、街の教会から、こちらの教会に聖サラが移動したのかは、よくわからなかったけれど、
とりあえずお会いできてよかった。
日が沈むのを、ゆっくり眺めながら街を散歩した。
この街には、様々な巡礼者が集うことで、フラメンコギターの演奏会が多かったりする。
お店から激しい歌声と、ギターの音色が聞こえてくる。
そして、どうしても食べたかった生カキと、ムール貝を食べた!
ぬおーっ。音楽よりもこの日はフレッシュな海のもの~!!!
美味しかった~!
黒マリア様に会いたくて遠いここまでたどり着いた巡礼者の私は、道に迷ってもちゃんと天使のようなおじさんに出会えて連れていってもらえた。
そう、いいタイミングで優しく微笑んで、案内してくれたガイドのおじさんは、天使だったに違いない。
そう想って海辺を歩いていたら鳥の羽根が。
やっぱり、天使のお導きだったんですね。
いつも守っていてくれたありがとう!
いよいよ マルセイユの街を走り抜けろ~につづく。
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